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曽根圭介
keisuke sone

沈底魚
警視庁公安部外事2課。おもに中国や北朝鮮などのスパイがらみの事案を扱う不破は、相棒の若林と入国した中国共産党の工作員を行動確認していた。すると、その工作員と接触する中学校時代の同級生を発見する。本人は相手を工作員とは思っていない。彼女はいまは政界の大物で時期総理大臣候補と呼ばれている芥川の秘書をしていた。外事2課に戻った不破は、上昇志向しかない課長から新しい管理官を紹介された。凸井という女性管理官だった。刑事部と違って、互いのかかえる情報を共有しようとしない公安部では、現場の人間が管理職を快くは思っていない。まして、警察庁から天下ってきたキャリアで女性とあらば、なおさらのことだった。彼女は、メンバーに日本から中国へ機密情報を流しているスパイの存在を伝え、その捜査をするように命じた。スパイの暗号はマクベス。通常はその国の市民として静かに生きながら、あるとき本国からの指示が届いた後に動き出す「沈底魚」というタイプのスパイがマクベスこと、芥川だったのだ。 (2015.6.3) 講談社文庫 2010年8月 629円

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