www.shonansho.org

to TOP page , MEETING , SHONANSHO

第179回定例会 2013.3.23(土) 藤沢市市民活動推進センター 参加者:5人

経過と予定

2月23日(土)第178回定例会 9:30から市民活動推進センターで
3月23日(土)第179回定例会 9:30から市民活動推進センターで
4月27日(土)第180回定例会 and 総会 9:30から市民活動推進センターで
5月25日(土)第181回定例会 9:30から市民活動推進センターで
6月22日(土)第182回定例会 9:30から市民活動推進センターで

2012年度の会報

発行月と担当者は次の通りです。

6月:山崎・増田 9月:小坂・兵藤 12月:十時・佐々木 3月:池田

2012年度の会員手続きが始まっています。
6月の会報からは新年度の手続きをした方に会報を送ります。
会員更新の手続きは、従来どおり、年間3000円の会費納入のみです。

湘南より、教育提言を

_/_/大津市立中学校におけるいじめに関する第三者調査委員会の調査報告書より_/_/

1節 背景となる事実

1 本件中学校(皇子山中学校)

(1)本件中学校の概要

本件中学校の生徒数は学校全体で879人(平成25年1月現在)、各学年は約300人で、滋賀県内では屈指の大規模校。本件中学校の特徴として、学校選択制が採用されていることが挙げられる。また、平成21・22年度文部科学省指定の「道徳教育実践研究事業」推進指定校として、道徳教育を推進してきた。

(2)担任に対する生徒、教員の見方

4月に別の中学校から異動してきた教員で、まじめで授業が判りやすくやさしい先生という評価がある反面、生徒に対し注意しているときでも、毅然としておらず、また迫力もないと一部の生徒から見られていた。例えば、厳しく叱らなければならないのに、「やめときやー」という軽い程度の注意で終わってしまったという生徒もいた。
ある教員によれば、担任は前任校の生徒の質の違いに戸惑っていたようで、また、職員室では口数が少なく、研究肌でコツコツと積み上げていくタイプと見られていた。さらに、抱え込むタイプで、学年生徒指導担当であることから、自分でなんとかしよ うと抱えていたのではないかと評する教員がいた。

(3)2年●組の状況(以下「当該クラス」)

ア当該クラスの概要

当該クラスは、当初は、特に注意しなければならない生徒もいない平穏なクラスと見られていた。現に、1学期の印象は、生徒がまじめで勉強ができる生徒も多く成績は学年上位であった。しかし一方で、女子は活発だがクラスを引っ張るような男子はいなかった。男子はそれぞれクラス内に居場所を求めている感じであった。授業中に、菓子を食べたり、携帯型デジタルオーディオプレーヤーを聞いたりする生徒もいたという。ある教員によれば、二学期になってから授集中一部の男子が集中せず、ペンを投げて貸し借りしていた。また、加害をしたとされる生徒のうち2名がアイコンタクトを取り.周辺の生徒もそれを許して笑って誤魔化しているような雰囲気があり、学級全体がなんとなく冷たい、その場とは違うところにいるように感じたという教員もいた。また、このクラスの生徒の関係がグループごとにばらばらで、クラス全体の雰囲気への嫌悪感から、隣のクラスで授業を受けたという生徒もいた。さらに、このクラスも含めてではあるが、多くの生徒が遊びとしてプロレスごっこに興じていた。
イ学級日誌にみる当該クラスの変化

(ア)当該クラス(36名)では、一学期の終わりごろから学級の規律がゆるみ出した。授業中の私語、寝る生徒が現れ二学期になるとこの傾向はさらに強まった。授業中の立ち歩き、トイレに出る、紙飛行機を飛ばす、消しゴムのカスを友達にかけるなど、徐々に学級が「いじめを許容する空間」に変化していく状況があった。

・「あばれてしまった数学2時間だったのできつかった。」担任コメント「反省の気持ちが大切」(6月14日)
・「一部の人がさわがしくて一部の人がしすかだった。」(6月15日])
・「最近、クラスの雰囲気が乱れてきていると思う。その証拠に授業によってはBegin on Chimeができていない。授業中寝ている人も前よりかなり多くなっていた。それをしている人は大体同じ人なのでそのひとたちには注意してほしいと思いました。」(6月17日)
・担任コメント「今日は遅刻が多かったですね。」(6月20日)
・「最近授集中立ち歩いている人がいる。国語では私語が多く話してしまったと思う。次回から私語をなくしたい。」担任コメント「授業中騒がしくなっているのですか?」(6月20日)
・「新開を紙飛行機にしてとばさない。Powerを出していない人はだす。靴の間違いあり。」(7月7日)
・「社会科 ガラスが割れてあまり集中できなかった。」(7月8日)

事故が発生した10月11日。生徒はまだ事故を知らない。そのときのクラスの状況を報告書が以下にコメントしている。

こんな状況の学級は今まで見たことがない。生徒がてんでばらばらで勝手に私語をしており、教員の方を向くこともない。しかも熱のない雰囲気。異様な光景だった。

佐々木付記
学級が崩壊している。1980年代前半を思い出す。じゅうぶんに「いじめ」が起こり、それを見て見ぬフリをする状況が生じ、ターゲットを追い込んでいく環境が整っていた。
これで道徳の研究校、しかも国の研究校だったというから、呆れてしまう。発表を意識した表の顔と、事実を隠蔽する裏の顔が同居している。

報告書からの引用は、佐々木の判断で抜粋しています。

新しい湘南憧学校


NPO法人 湘南に新しい公立学校を創り出す会
Copyright©ACNIPS 1997-