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第175回定例会 2012.11.17(土) 藤沢市市民活動推進センター 参加者:3人

経過と予定

10月20日(土)第174回定例会 9:30から市民活動推進センターで
11月17日(土)第175回定例会 9:30から市民活動推進センターで
12月15日(土)第176回定例会 9:30から市民活動推進センターで
1月26日(土)第177回定例会 9:30から市民活動推進センターで
2月23日(土)第178回定例会 9:30から市民活動推進センターで
3月23日(土)第179回定例会 9:30から市民活動推進センターで

2012年度の会報

発行月と担当者は次の通りです。

6月:山崎・増田 9月:小坂・兵藤 12月:十時・佐々木 3月:池田

2012年度の会員手続きが始まっています。
6月の会報からは新年度の手続きをした方に会報を送ります。
会員更新の手続きは、従来どおり、年間3000円の会費納入のみです。

湘南より、教育提言を

_/_/田中文相二転三転_/_/

 田中文相は、大学設置審議会が設置許可の答申をした3つの申請に対して、不認可とした。

「以前から、日本には大学が多すぎると思っていた。大学設置の権限は大臣にあるのだから、不認可にはまったく問題はない。そもそも大学経営者ばかりが委員になっている設置審議会じたいがおかしい」

 3つの申請内容について触れることはなかった。
 たとえ大学設置の方法がおかしくても、申請そのものに問題がない場合は、大臣の独断で不認可とすることは準備をしてきたひとたちや学生に大きな負担を強いる。

 また「日本には大学が多すぎる」から、申請を受けつけないのなら、すでに申請しているもの以降をターゲットにするべきだった。

 この不認可判断は、文部科学省内からも反発。申請した3つの学校法人は裁判所に訴えてでも不認可の取り消しを求める態度を示した。

 これに対して、数日後、田中文相は
「申請のあった3つの内容云々ではなく、大学設置のあり方そのものを問題視したかった」と釈明し、不認可判断を覆し、認可へと転じた。
 しかし、多くの関係者への謝罪は一切なかった。
「だからぁ、最初っから不認可なんて言ってないじゃん」みたいな態度を貫いた。

 今回の内閣は「在庫一掃内閣」とメディアから揶揄されている。
 就任早々辞任した神奈川出身の田中大臣。発言を簡単に翻す田中大臣。ともに「タナカ」だ。

 みんなの党の渡辺代表は「在庫一掃内閣から、さっそく返品が届いた」とコメント。

 笑っている場合ではない。
 野田首相は年内の国会解散を考え始めた。
 民主党内には、強く解散に反対するひとたちがいる。いまのままでは惨敗が決定的と自覚しているそうだ。
 時間が経てば惨敗判断が覆ると勘違いしているところが、情けない。


_/_/教頭試験_/_/

 神奈川県は2012年度から、公立学校の教頭職への試験を導入した。
 これまでも他都道府県(政令指定都市を含む)ではすでに導入しているところが多い。

 試験に合格すると、教頭になる資格を得られる。とくに有効期限はないようだ。

 現在の神奈川県の条例では、ヒラから教頭にはなれない。
 ヒラの上級職である総括教諭を経験し、総括教諭のなかから教頭に昇格できる。
 総括教諭は校長が教育委員会に推薦し、教育委員会が認めればなることができる。

 これまで神奈川県の公立学校で教頭になるには、総括教諭と同じように校長が教育委員会に推薦するかたちだった。
 また教頭会や校長会の推薦も有効に機能した。

 しかし、試験が導入されたことにより、校長という個人の判断では、教頭誕生にはかかわることができなくなった。
 また、まったく教頭にはなる気がないのに、校長の独断で教頭にさせられてきたひとのような悲劇は起こりえなくなった。

 湘南地域、とくにF市の公立小学校では今年度末に39才を越える教員に一斉に教頭試験の応募用紙が配られた。

「このままでは内部から教頭になるひとがいなくなる。すると中学校しか経験がないひとや、他市でしか経験のないひとがF市の教頭に着任することになる。それでは学校運営がうまくいなくなる。だから、ぜひ試験を受けてほしい」

 校長が用紙を配布するときに、配られたひとたちに伝えたメッセージだ。まったくモチベーションの上がらない内容だ。

 過度の要求を学校につきつける親や地域住民の矢面に立つ教頭職に、進んで就こうとするひとは10人のうち1人ぐらいだろう。ヒラでこども相手に授業をしていたほうが、ずっと心身ともに健康でいられるのだ。

新しい湘南憧学校


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