www.shonansho.org

to TOP page , MEETING , SHONANSHO

第124回定例会 2008.2.23(土) 藤沢市市民活動推進センター 参加者:6人

経過と予定

1月26日(土)第123回定例会 9:30から市民活動推進センターで

2月23日(土)第124回定例会 9:30から市民活動推進センターで

3月22日(土)第125回定例会 9:30から市民活動推進センターで・会報116発行

4月26日(土)第126回定例会 9:30から市民活動推進センターで

5月24日(土)第127回定例会 9:30から市民活動推進センターで

6月28日(土)第128回定例会 9:30から市民活動推進センターで・会報117発行

2007年度の会報

2007年度は季刊にして内容を充実させることにしました。
発行月と担当者は次の通りです。

6月:山崎 10月:小坂 12月:十時・駕籠六 3月:池田・佐々木

12月号は12月15日に発送しました。

次号会報は3月中旬に発行します。

2008年度の会報担当者は次の通りです。

6月:山崎 9月:小坂 12月:十時 3月:池田・佐々木

新しい湘南憧学校

新しい湘南憧学校

教育情勢をめぐる現場からの声

こちらのコーナーにも掲載しています。

新しい多様な教育運動
これまでオルタナティブな教育運動に携わってきた民間のひとたちが研究者が集まって、新しい多様な教育運動を推進する団体の設立を模索しています。
まだ、活動内容も団体の名称も決まっていませんが、4月に集中的な学習会を開催して、公教育の多様化と、それを担う民間組織の充実へ向けての検討を始めるそうです。

すでに自治体によっては、不登校者を対象にしている適応指導教室を、NPOに委託していく動きもあるそうです。運営をNPOが担当し、指導者の人件費を自治体が負担していく新しい方法は、民間活力が教育現場に入っていくチャンスになるかもしれません。

アメリカ下層教育現場
林 壮一著・税込価格 : \777 (本体 : \740)・光文社
書籍の紹介がありました。
アメリカに暮らす日本人ジャーナリストが、ネヴァダ州リノのチャータースクールで、実際に教壇に立った経験をまとめたルポルタージュです。
チャータースクールは多様な学校なので、特定することはできませんが、生活レベルの低い家庭の若者たちの受け皿になっているのは確かなことです。

フィンランドの教育について
昨今の国際学力比較調査で上位に登場するフィンランドの教育制度について検討しました。
フィンランドで本格的に教育改革が始まったのは1999年の基礎教育法施行からという事実には驚きました。まだ改革を始めてから時間があまり経過していない中で、着実な成果をあげているということです。

政治や行政が目を向けない領域
東京の杉並区では、公立中学校が民間教育産業と連携して、土曜日に塾を開校しました。
日常の学校教育では上位を占めるこどもたちに、さらに応用発展させた教育内容を指導することをねらっているそうです。成績上位のこどもたちのさらなる学力の引き上げを目指す取り組みは、メディアも大きく取り上げ、教育委員会も認め、何よりもこどもや親の要求があることで注目を浴びました。
今後、全国の自治体で煮たような動きが加速するかもしれません。

しかし、実際の学校教育現場では、親の生活困難からこどもがまともな日常生活を送れず、こころも生活もすさみ、学習どころではなくなってしまう実状も広がりを見せています。
なんらかの理由で不登校になるこどもたちの場合は、家庭が経済的に安定していることが多く、高額の授業料を払ってフリースクールに通ったり、家庭教師に指導してもらったりしています。
しかし、貧しい家庭のこどもたちは、不登校になることもなく、かといって教室に居場所もなく、浮遊する小学校時代や中学校時代を送っています。こういったこどもたちに対して、教育行政はまったく受け皿も用意していないし、対応策も考えていません。
できるこどもをさらに伸ばす教育は、反面では伸び悩むこどもを放置し、経済力のない家庭のこどもを切り捨てていく側面があることをメディアは報じません。
何も勉強しなくても、テストの点数は0点ばかりでも、小学校も中学校も卒業できますが、その先の生き方を教育行政はまったく考えていないのです。日々、児童虐待が報じられますが、虐待されたこどものその後の成長や生活環境に関心を向けるメディアはあまりありません。福祉と教育の縦割り行政のはざまで、将来に展望も希望も抱けない若者たちが今後増大していくことを考えると、新しい公立学校設立の可能性が見えてくるような気がします。


NPO法人 湘南に新しい公立学校を創り出す会
Copyright©ACNIPS 1997-